ニコン、医療用のデジタルイメージングマイクロスコープ「ECLIPSE Ui」を発売ニコン、医療用のデジタルイメージングマイクロスコープ「ECLIPSE Ui」を発売

ニコン、医療用のデジタルイメージングマイクロスコープ「ECLIPSE Ui」を発売

発表日:2023年04月12日
病理医の身体的負担を軽減し、ワークフロー改善に貢献
日本初(※1)、医療用のデジタルイメージングマイクロスコープ「ECLIPSE Ui」(※2)を発売

株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、医療機器として日本初(※1)のデジタルイメージングマイクロスコープ「ECLIPSE Ui(エクリプス ユーアイ)」(※2)を開発、発売し、子会社の株式会社ニコンソリューションズ(社長:園田 晴久、東京都品川区)が販売します。「ECLIPSE Ui」は顕微鏡でありながら接眼レンズをなくしたユニークなデザインが特長で、病理医の観察時の姿勢改善に加え、ディスプレイで観察画面の共有が可能となり、病理医の身体的負担を軽減し、病理診断のワークフロー改善に貢献します。

なお、ニコンソリューションズは、病理学に関連する医療従事者や研究者、企業が一堂に会する「日本病理学会総会」(2023年4月13日〜15日、於:山口県)に出展し、本製品を紹介します。

今後、「ECLIPSE Ui」を米国や欧州を含む海外に順次展開することで、病理診断のワークフロー改善を通じて、病理医を支援していきます。
※1 2023年4月12日現在、医療機器届出済みの、デジタル画像表示光学顕微鏡として。ニコン調べ。
※2 医療機器届出番号:14B2X10066000001(販売名:「デジタルイメージングマイクロスコープ Ui」)

■発売概要
・商品名 : デジタルイメージングマイクロスコープ「ECLIPSE Ui」
・発売時期 : 2023年5月末

■開発の背景

病理検査を行う臨床現場においては、病理医の不足や長時間の観察による使用者の疲労蓄積など、いまだに課題があります。また、病理診断は判断が難しいケースが多く、同施設または離れた医療機関にいる他の医師に意見を求めることが日常的です。そのため、従来はプレパラート標本を委託先に送付したり、受託側の医師が委託先に赴いたりするなど、時間や距離の面で制約がありました。

こうした課題に対し、ニコンは、接眼レンズをなくして、ディスプレイで観察画面を共有することにより、病理医の身体的負担を軽減し、病理診断のワークフロー改善に貢献する、「ECLIPSE Ui」を開発しました。

標本全体と任意の箇所の詳細を同時にディスプレイ表示することにより病理診断の効率化を促すとともに、遠隔地にいる医師とのデータ供覧もサポートします(※3)。

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