古野電気、養殖管理に必要なデータを統合して表示できる養殖業者向けアプリ「Aqua Scope」をリリース
発表日:2024年01月19日
魚体重推定システムに新サービス
-新たに養殖管理支援アプリ「Aqua Scope」を開発、養殖管理に必要なデータを統合・表示-
古野電気株式会社(本社 : 兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員 : 古野幸男、以下、当社)は、この度、弊社が提供している魚体重推定システムと連携した新機能として、養殖管理に必要なデータを統合して表示できる養殖業者向けアプリ「Aqua Scope」をリリースしましたのでお知らせします。
■魚体重推定カメラで得たデータを可視化
魚体重推定システムは、生簀内に投下した魚体重推定カメラ「型式:UC-300/600」(※1)で得たデータから養成魚の成長推移を把握できます。これまでの養殖業では経験や勘をもとにした養殖手法が主流でしたが、魚粉高騰などの影響もあり、今後はより効率的な操業を行うため養魚管理に必要なデータのさらなる活用が求められています。魚体重推定システムの利用者は、新サービスの「Aqua Scope」を無償で利用可能です。直観的かつ使いやすいユーザーインターフェースを採用し、本システムで測定した魚体重や尾叉長(※2)、体高、肥満度など各種データをアプリから閲覧できます。
将来的には本アプリの有償でのアップデートとして、利用者は給餌量や活け込み尾数(※3)、種苗(※4)、水温などの情報をアプリに入力することで、養魚の成長曲線と水温データの比較など各種データを組みあわせたオリジナルデータを確認できるようになります。当社では、本アプリを搭載した魚体重推定システムを活用いただき、養魚管理データの見える化を図ることでお客様のニーズに合った最適な養魚管理を実現します。
※1 魚体重推定カメラ「型式 : UC-300/600」について詳しくは以下をご参照ください。
https://www.furuno.com/jp/products/fish-farming/UC-300_600
※2 尾叉長…魚類の体長を測る基準の一つで、口から尾びれの最も長い部分までの長さを指します。
※3 活け込み尾数…養殖施設などに新たに魚を投入する際の個体数を「活け込み尾数」と呼びます。魚の成長や養殖環境管理、収益予測などに重要な指標となります。
※4 種苗…養殖を始める際に使用する、若魚や幼貝、卵や稚魚などを指します。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。