サカタのタネ、ハクサイ「初美月」の種子を発売

サカタのタネ、ハクサイ「初美月」の種子を発売

発表日:2025年01月09日
サカタのタネがハクサイ「初美月」の種子を発売
耐寒性・在圃性・耐病性に優れ、暖冬でも安定した出荷が可能なハクサイ新品種

サカタのタネは、耐寒性・在圃性・耐病性に優れ、暖冬でも安定した出荷が可能であるハクサイの新品種「初美月」(はつみづき)の種子を発売します。

「初美月」は、べと病・根こぶ病・黄化病・白さび病に耐病性(※1)を持ち、年内から年明けに収穫が可能な80-85日型の中生品種です。

近年ハクサイ秋冬どりの作型では、気候変動および異常気象による影響から、収量や品質が不安定になっています。「初美月」は、暖冬でも過剰肥大せず、綺麗な形状を保つため、出荷箱に入らなくなってしまうリスクを低減できます。また厳寒期においても、耐寒性・晩抽性に優れているため、寒さによる葉の傷みが少なく、出荷時の調整作業を軽減できます。生育状況や栽培環境にもよりますが、1月中旬頃までの収穫であれば、無結束栽培も可能です。

葉色の緑が濃く、球内色は濃い黄色でカットしたときの見栄えがよいため、小売店における高い訴求力も期待できます。糖度が高く食味がよいことも特長の一つです。

「初美月」の種子の希望小売価格(※2)は、20ml入り袋が9,020円(税込)、ペレットシード1缶5,000粒入りが15,510円(税込)です。全国のJA、種苗店を通じて2025年7月上旬から順次発売します。

※1 抵抗性と耐病性:当社は病害を抑える性質をその程度により「抵抗性」と「耐病性」という言葉で表しています。発病条件(温度、湿度、病原体の密度など)の影響を受けにくく安定したものに「抵抗性」を用いています。「抵抗性」は基本的には発病しませんが、発病を助長する厳しい条件や病原菌のレース分化・変異により発病する場合もあります。「抵抗性」に比べ発病条件の影響を受けやすいが、感染しても発病の程度が軽かったり、栽培する上で問題になりにくいものには「耐病性」を用いています。
※2 価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

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