
発表日:2025年07月31日
国内初 -120℃対応の大容量 超低温フリーザ UDF4型を新発売
〜ドライアイス不足下のコールドチェーンを支える、”脱ドライアイス輸送”を提案〜
荏原製作所(以下:荏原)は、-100〜-120°Cという超低温域を安定的に維持する超低温フリーザUDF4型(以下:本製品)を発売します。本製品は、再利用型専用蓄冷剤と組み合わせて利用することで、従来のドライアイスを上回る保冷性能を発揮し、”脱ドライアイス輸送”を実現します。物流・食品・医療・研究分野で拡大するコールドチェーン(冷凍・冷蔵輸送)市場に対し、ドライアイスに替わる安定的かつ持続的な超低温輸送を提案いたします。
- 背景
近年、ドライアイスの原料である高濃度CO2を供給する製油所の閉鎖やコールドチェーン需要の拡大にともない、ドライアイスの国内供給が不安定化しています。その影響で物流・食品・医療・研究分野では安定調達とコスト抑制が大きな課題となっています。本製品と再利用が可能な専用蓄冷剤の使用は、コストの抑制につながるだけでなく、急拡大するコールドチェーン需要に応える新たな選択肢となります。
- 特長
(1) -120°Cの超低温冷却(国内初(※1))
国内に流通する一般的な超低温フリーザ(-85°C)を大幅に上回る-120°Cを実現。蓄冷剤を超低温で凍結・保持できるため、ワクチン輸送など厳格な温度管理が求められる場面でも長時間の温度維持が可能です。
(2) 省スペース・ラストワンマイル支援
上部開閉扉を採用。前扉時の開閉スペースが不要なため、必要スペースを最小化。物流センターや医薬・食品倉庫の限られたスペースにも設置が可能です。フリーザ内で凍結した蓄冷剤を保冷バッグやクールコンテナに移し替えることで、配送車に積載した後も商品温度を-60°C以下で長時間維持し、ドライアイスを使わないラストワンマイル配送を実現します。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。





この記事へのコメントはありません。