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発表日:2024年08月06日
医療現場の新しい働き方を支える、自動分析装置「LABOSPECT 006 α」を発売

株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)は、このたび自動分析装置「LABOSPECT 006 α(以下、本製品)」を開発し、日本国内向けに販売を開始します。本製品は、2004年の発売以来、特定機能病院をはじめ、衛生検査所やクリニックなど臨床検査の現場で活用されている「LABOSPECTシリーズ」の新製品です。

近年、医療法改正やISO15189の認定により、臨床検査技師の業務範囲が拡大しており、検査業務の負担軽減が強く求められています。本製品は、「LABOSPECTシリーズ」共通の特長である、迅速性・信頼性・効率性を引き継ぎつつ、ユーザーの声を反映し、測定前作業やメンテナンス業務の効率化などユーザビリティ向上をめざして開発した装置です。本製品の提供により、検査技師の負担を軽減しながら、高品質な検査を実現し、安全安心な医療提供のサポートおよびヘルスケア分野における人々のQoL(Quality of Life)向上に貢献します。

■本製品開発の背景

2024年4月から開始された「医師の働き方改革」の推進に伴い、タスク・シフト/シェア（*1）が進められ、臨床検査技師においては、今までの役割や業務範囲を超え、活躍の場を広げることが期待されています。本製品は、自動分析装置「LABOSPECT 006」の後継機種であり、中規模病院の主力機および夜間休日用や大規模病院のバックアップ用など、検査室の運用に合わせてさまざまな場面で活用される中型自動分析装置です。本製品は「LABOSPECTシリーズ」の特長を引き継ぎながら、ユーザーニーズを取り入れ、測定前作業やメンテナンス業務の効率化など、ユーザビリティの向上を追求しました。

*1 タスク・シフト/シェア : これまで医師が行っていた業務を他の医療専門職に移管・共同化し、医師の負担を軽減させること。