富士フイルム、放送用ズームレンズ「Duvoシリーズ」から広角ズームレンズ「FUJINON HZK14-100mm」を発売

富士フイルム、放送用ズームレンズ「Duvoシリーズ」から広角ズームレンズ「FUJINON HZK14-100mm」を発売

発表日:2024年08月29日
シネマライクな映像表現と放送用レンズの操作性を両立した「Duvoシリーズ」初の広角ズームレンズ

放送用ズームレンズ「FUJINON HZK14-100mm」(愛称「Duvo(デューボ)Portable」)新発売

広角14mmから中望遠100mmまでカバーしつつ、全長266.9mm・2.54kgの小型・軽量を実現

富士フイルム株式会社(本社 : 東京都港区、代表取締役社長・CEO : 後藤 禎一)は、シネマライクな映像表現と放送用レンズの操作性を両立した放送用ズームレンズ「Duvoシリーズ」から、同シリーズ3本目で初の広角ズームレンズとなる「FUJINON HZK14-100mm」(愛称「Duvo Portable」)を9月下旬より発売します。

「FUJINON HZK14-100mm」は、2つの大型センサー(*1)に対応するデュアルフォーマット方式を採用したレンズです。広角14mmから中望遠100mmまでカバーしつつ、「Duvoシリーズ」最小・最軽量となる全長266.9mm・2.54kgを実現し、高い機動性を発揮します。

現在、放送業界では、ボケ味やハイダイナミックレンジを生かした没入感のある映像を表現するために、シネマ業界で採用されている大型センサーを搭載したカメラによる撮影が増えています。そうした撮影に使用されるレンズは、大型センサー対応のシネマカメラ用レンズが主流ですが、映画やCMなどの撮影用途に最適化されているため、放送用レンズと比べてズーム倍率が限られています。また、フォーカス操作専門の人員も必要であることなど、放送業界での撮影と異なるオペレーションが生じます。

そこで当社は、2つの大型センサーに対応するデュアルフォーマット方式を採用し、シネマライクな映像表現と放送用レンズの操作性を両立した放送用ズームレンズ「Duvoシリーズ」を展開。昨年3月に箱型タイプの「FUJINON HZK25-1000mm」、今年3月にポータブルタイプの標準ズームレンズ「FUJINON HZK24-300mm」を発売しました。新たにポータブルタイプの広角ズームレンズ「FUJINON HZK14-100mm」をラインアップに加えることで、広角側の焦点距離をカバーするとともに、同シリーズで利用できる焦点距離の範囲を広角14から望遠1000mmに拡大します。

広角ズームレンズはステディカム(*2)やクレーンと組み合わせて使われることが多く、全長266.9mm・2.54kgと小型・軽量な「FUJINON HZK14-100mm」は、音楽ライブのステージ全体を俯瞰した撮影や、スポーツ会場でアスリートに近づいた臨場感ある撮影など、さまざまなジャンルで、浅い被写界深度によるボケ味を生かしたシネマライクな映像表現を実現します。

今後も、当社は長年培ってきた高度な光学技術を生かして、高性能な放送用レンズやシネマカメラ用レンズ、アクセサリーを開発・提供し、多様化する映像制作現場のニーズに応えていきます。

*1 スーパー35mmセンサーと35mmフルサイズ相当のセンサー。
*2 手持ち撮影時に生じるブレを抑え、安定した映像を撮影するための機材。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る