伊藤園、茶殻をアップサイクルした「茶殻配合防音パネル」を開発

伊藤園、茶殻をアップサイクルした「茶殻配合防音パネル」を開発

発表日:2023年02月01日
茶殻をアップサイクルした「茶殻配合防音パネル」を開発
4月1日に新稼働する東洋メビウスの新設センター「熊谷物流センター」に初採用
株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区 以下、伊藤園)は、独自技術である「茶殻リサイクルシステム」により、岐阜プラスチック工業株式会社(社長:大松栄太 本社:岐阜県岐阜市 以下、岐阜プラスチック工業)と共同で「茶殻配合防音パネル」を開発しました。この「茶殻配合防音パネル」は、東洋製罐グループの東洋メビウス株式会社(社長:篠山健司 本社:東京都品川区以下、東洋メビウス)が2023年4月1日に新稼働する熊谷物流センターの防音壁に初採用されます。

当社は本年、”茶殻”をアップサイクル(※1)した茶殻配合樹脂を応用して、岐阜プラスチック工業と「茶殻配合軽量パネル」を共同開発しています。今回、「茶殻配合軽量パネル」を応用した新素材開発として吸音性に着目し、検証によりパネル表面に微細な開孔を設けることで高い防音効果が得られたことから、新たに「茶殻配合防音パネル」を共同開発しました。「茶殻配合防音パネル」は、上述の防音効果により騒音を平均16dB、最大で20dB抑制します(※2)。また、一般的な防音パネルと比べて軽量化しているため、「茶殻配合防音パネル輸送」時のCO2排出量の削減、設置作業の省力化を実現します。

今回開発した「茶殻配合防音パネル」は、東洋メビウスが2023年4月1日に新稼働する熊谷物流センターの防音壁(全長約60m)に初採用されます。本パネルを採用した防音壁には、「お〜いお茶」600mlペットボトル換算で約200本分の茶殻を配合しており、一般的な防音パネルと比べて重量が約2,100kg軽量化しています。

今後も当社は、お茶の持つ可能性を追求し、「お茶をお客様の身近な製品へ活用する」というコンセプトのもと「茶殻リサイクルシステム」をはじめとした環境にやさしい製品の研究開発を通じて、持続可能な社会の実現に向けて取組んでまいります。

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