富士通フロンテック、手のひら静脈認証のみで最大1,000万手の本人認証を実現するソフトウェアを販売開始

富士通フロンテック、手のひら静脈認証のみで最大1,000万手の本人認証を実現するソフトウェアを販売開始

発表日:2023年12月25日
1,000万手の大規模認証を実現!
手のひらだけで安心・安全な社会を創造
〜決済分野、アミューズメント分野、交通分野などで利用できる本人認証ソフトウェアを開発〜

富士通フロンテック株式会社(注)は、手のひら静脈認証のみで最大1,000万手の本人認証を実現するソフトウェア「Fujitsu 生体認証 PalmSecure 認証ライブラリMillions Edition」(以下、Millions Edition)を開発し、12月28日より販売開始します。

手のひら静脈認証は、さまざまな生体認証の中でも高い認証精度を誇り、体内情報であるため偽造されにくいという特長があります。今回、AI技術の導入により、従来の50倍となる1,000万手の本人認証を高速で行えるようになり、大規模システムでも、手のひら静脈認証で安心・安全に本人認証が可能になりました。今後、決済分野、アミューズメント分野、交通分野などでの活用を進めていきます。

当社は手のひら静脈認証技術の活用で、多くの方々に生活の中のさまざまな場面における安全で快適な認証サービスの実現に向けて引き続き貢献していきます。

近年、イベント会場での本人確認や店舗での決済処理など、本人認証の重要性が増す中で、なりすましや不正利用などが深刻な社会問題となっています。また、登録用IDとパスワードの管理が煩雑となり、生体認証を活用したパスワードレス化への関心がますます高まっています。

生体認証を活用した本人確認の規模を拡大するには、生体認証での本人確認の前に他の要素で対象の絞り込みを行う方法や、複数の生体認証方式を組み合わせて本人確認をする方法などが取られてきました。

手のひらの静脈パターンを利用する手のひら静脈認証は、非接触で衛生的、体内情報のため盗難や紛失が起こらない、偽造の恐れが極めて低く高度なセキュリティを確保できることから、これまで世界約60か国で1億人以上の利用実績があります。

このたび当社が新規開発した「Millions Edition」は、事前絞り込みや、他の生体認証方式を組み合わせることなく、大規模認証をシンプルに手のひら静脈認証のみで可能にします。

これまで、手のひら静脈認証での本人認証は最大20万手であり、主にオフィスやイベントでの従業員・スタッフの入退場管理やPCログオンなどを中心に活用が進んできました。今回、最大1,000万手の本人認証を実現することで、従来の用途に加え、さらに大規模で多様な利用シーンに高精度、高セキュリティな手のひら静脈認証の適用を拡大していきます。

「Millions Edition」を適用することで手のひら静脈認証により、例えば、決済分野ではサインレスやPIN入力が不要となり、世界的規模のスポーツイベントではスタッフのみならず、全世界から訪れる選手や観客、メディアなどの確実な本人確認やなりすまし防止が可能となり、また、交通分野では自動改札を手ぶらで利用できるなど、大人数でのさまざまな分野で安心・安全で快適な認証サービスの世界が広がります。

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