テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ、パワーアンプ「TAD-M1000TX」を発売

テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ、パワーアンプ「TAD-M1000TX」を発売

発表日:2024年07月18日
深化を続けるEvolutionシリーズ
パワーアンプ「TAD-M1000TX」を発売

株式会社 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TADL)は、妥協しないものづくりにこだわり、最高の音質を目指したハイエンドオーディオ”Referenceシリーズ”と革新的な技術を取り入れた”Evolutionシリーズ”を市場導入しています。

このたび発売する”Evolutionシリーズ”のパワーアンプ「TAD-M1000TX」は、回路レイアウトの刷新や新たな電源トランスを採用するなどさらなる深化を図り、TADらしいパワフルかつクリアなサウンドを実現。また、既に発売している同シリーズのディスクプレーヤー「TAD-D1000TX」やDAコンバーター「TAD-DA1000TX」、プリアンプ「TAD-C1000」と組み合わせた際に統一感のあるデザインにしました。

テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ、パワーアンプ「TAD-M1000TX」を発売

主な特長
1) 回路構成やレイアウトにおいて対称性を追求
スピーカーの振動板を正確にドライブするためには、ボイスコイルに流れる正負の電流発生源を完全に同一にする必要があります。本モデルでは、増幅回路に入力から出力まで完全に独立したアンプをバランス接続したBTL方式を採用し、正負電源の対称のみならず、すべての電源回路を独立設計しています。また、対称性の基準となるアースポイントを電気的だけではなく構造面から新たに設計したことに加え、ファーストステージは回路およびレイアウトを刷新し、徹底した正負左右の対称性にこだわりました。

2) 高純度・高効率を深化させた大容量電源トランスを新採用
1kVAクラスの大容量トロイダル型電源トランスによるドロッパー方式の電源回路を改良。電源トランスの内部巻線を直出しすることで、引き出し線との接点を極力削減し高純度化を追求するとともに、直出し線のターミナル、基板マウントターミナル、締結ビスに非磁性のメッキと無酸素銅 (OFC) を採用し、磁性歪を徹底的に排除しています。また、トロイダルコアの断面をスクエア型からリング型へと刷新し、巻線との結合を向上させリーケージと振動を大幅に減少させることで、純度が高く、応答性に優れた電源供給を可能とし、正確なスピーカー駆動を実現しています。

3) 定格出力 500W/4Ωの駆動力
低損失と高速性を兼ね備えた超低オン抵抗・リードレスパッケージのパワーMOSFETを採用したクラスD出力段は、シンプルなシングル構成で、応答性が高くしなやかで力強い音質へ貢献するとともに、余裕をもって500W/4Ω×2chのパワーをドライブする高い出力性能を備えています。

4) 振動制御技術を採用
スパイク内蔵型インシュレーターによる3点支持構造を採用することで、床からの振動影響を低減したISOマウントを実現。荷重ポイントの明確化や床からの振動の影響を低減することで、アイソレーション性能を強化し、音の情報量、力強さ、空気感を向上しています。また、ラックマウントされた際に、アンプ背面に接続されたスピーカーケーブルへのストレスを軽減するため“Referenceシリーズ”で採用している強固かつ高品位な大型スピーカーターミナルを採用。機械的、電気的な接続安定度を向上し、スピーカーケーブルの能力を最大限に引き出します。

5) Bi-Amp機能を搭載
スピーカーの各ユニットと各アンプを直結することで、ユニット間での干渉を排除し、セパレーションを向上するBi-Amp機能を搭載。本モデルを2台使用したBi-Amp接続をすることで、アンプとスピーカーが持つ本来の性能を引き出し、歪の少ない澄んだ音を再現します。

主な仕様
定格出力 500 W (1 kHz、4 Ω)
定格歪率 0.05 % 以下 (1 kHz、4 Ω)
SN比 112 dB 以上
周波数特性 10 Hz ~ 50 kHz、+0 dB -3 dB
利得 (Gain) 29.5 dB
入力端子 (感度) 1.5 V / 100 kΩ (Balance)
0.75 V / 50 kΩ (Unbalance)
電源 AC 100 V、50 Hz / 60 Hz
消費電力 250 W
待機時消費電力 0.5 W
外形寸法 440 mm (W) × 148 mm (H) × 479 mm (D)
質量 29 kg

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