パナソニック、日射量予報と連携する昼間沸上げ形「おひさまエコキュート」を発売

パナソニック、日射量予報と連携する昼間沸上げ形「おひさまエコキュート」を発売

発表日:2024年08月23日
自家消費を促進し、購入する電力量を削減
日射量予報と連携する昼間沸上げ形「おひさまエコキュート(※1)」を業界で初めて(※2)発売
2025年度省エネトップランナー基準を達成

パナソニック株式会社 空質空調社は、2024年10月26日に、業界で初めて(※2)、翌日の日射量予報をもとに太陽光パネルの発電量が多い時間帯を中心にお湯を沸き上げる「日射量シフト」を搭載し、年間の電力会社から購入する電力量(以下、買電量)を約7%(※4)削減した、昼間沸上げ形 自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「おひさまエコキュート」を発売します。

パナソニック、日射量予報と連携する昼間沸上げ形「おひさまエコキュート」を発売

エコキュートは、ヒートポンプ技術を使って大気中の熱を集めてお湯を沸かす高効率な電気給湯機で、主に夜間にお湯を沸き上げますが、「おひさまエコキュート」は太陽光発電と組み合わせることで、昼間の余剰電力を自家消費してお湯を沸き上げます。近年、一部の電力会社では「おひさまエコキュート」にあった新しい電気料金プランの提供を開始しています。ZEH住宅の普及拡大やエネルギー価格の高騰を受け、家庭でも太陽光発電の設置が進んでいることに加え、太陽光パネルの固定価格買取制度(FIT)が終了する家庭の増加により注目されています。さらに、カーボンニュートラルの実現に向けた再生可能エネルギーの普及に伴い、電気が需要以上に発電された際に発電量を一時的に制御する「出力制御」が社会課題になっています。家庭での自家消費を促し、出力制御を抑制する手段としても貢献できます。

本製品は、専用アプリ「スマホでおふろ」を通じて翌日の日射量データを取得し、太陽光パネルによる発電量の増加が予想される時間帯を中心に沸き上げる「日射量シフト」を業界で初めて(※2)搭載し、年間の買電量を約7%(※4)削減します。これにより、給湯省エネ2024事業の補助金額は、エコキュートで最高額の13万円となります。さらに、2025年度を目標年度とする省エネトップランナー基準、年間給湯保温効率(JIS)(※5)3.5を達成しています。また、シャワー流量を高圧と比較して約1.4倍(※6)にしたウルトラ高圧を搭載した機種をラインアップに追加。ウルトラ高圧と高圧の両方で様々なニーズに対応し、シャワーの快適性を向上させています。

当社は本製品により、エネルギーソリューションの提供やお客さまのお困りごとの解決を通じて、これからもより便利で快適なライフスタイルを提案していきます。

<特長>

  1. 日射量予報と連携して沸き上げる「日射量シフト」を搭載、年間の買電量を約7%(※4)削減
  2. 省エネ性の向上により、2025年度省エネトップランナー基準の年間給湯保温効率(JIS)3.5を達成
    3.「ウルトラ高圧」と「高圧」をラインアップし、シャワー圧への様々なニーズに対応
    ※1「おひさまエコキュート」の名称は昼間沸上げ形自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機を総称する愛称として取り扱っています。「おひさまエコキュート」は、関西電力株式会社の登録商標です。「おひさまエコキュート」は、東京電力エナジーパートナー(株)と(一財)電力中央研究所との共同開発商品です。
    ※2 国内のエコキュート市場での日射量予報と連携して沸き上げ時間帯をシフトする機能を有した、昼間沸上げ形自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機として。2024年8月現在。当社調べ。
    ※3 本体のみ、リモコン別売。
    ※4 HE-Y37LQVを用いてエコキュート専用アプリ連携機能「日射量シフトON」(577 kWh/年)と「日射量シフトOFF」(625 kWh/年)時の給湯にかかる買電電力量を比較。消費電力量はいずれも当社シミュレーションにより算出。算出条件は(注1)の通り。
    ※5 年間給湯保温効率(JIS)は、JIS C 9220に基づき、測定した値です。
    ※6 HE-Y37LQVの高圧約12 L/分とHE-YU37LQVのウルトラ高圧約17 L/分との比較(1階流量)算出条件は(注2)の通り。

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