
発表日:2025年03月27日
今ある窓の内側に取り付け断熱性を高める
リフォーム用樹脂窓の新商品「かんたん ウチリモ 内窓」引違い窓を発売
取り付け部が最小47mmでも設置可能に。ふかし枠レスによる対応力向上でストック住宅の省エネ化を推進
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、取り付け部の見込み寸法が最小47mm(※1)あれば設置可能な樹脂製内窓「かんたん ウチリモ 内窓」引違い窓を7月7日から全国発売します。内窓の取り付け寸法を従来品より23mm小さくすることで、取り付け対応力の向上による施工時間の短縮と意匠性の向上で、ストック住宅の省エネ化を促進します。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、国土交通省・経済産業省・環境省の連携によりワンストップで利用できる住宅の省エネ化補助事業「住宅省エネキャンペーン」が2023年からスタートしました。その中の「先進的窓リノベ事業」はストック住宅の省エネ化を強力に推進することを目的とし、窓やドアの断熱化リフォームに対し高い補助額が設定されたこともあり、「マドリモ 内窓 プラマード U」の販売数量は、補助事業開始前の2022年度と比べ、2023年度は約2.4倍、2024年度は約2.5倍と大きく推移しています。”窓の断熱化リフォーム”の認知が拡大し、幅広い世代の多くのお客様に補助事業を利用した窓リフォームを実施していただきました。このように”窓の断熱化リフォーム”の中でも手軽に取り付けでき、高い断熱性能を発揮できる『内窓』の市場が加速する一方で、内窓を取り付けたくても築年数が古い木造住宅などでは、窓額縁の見込み寸法が小さくふかし枠が必要になることで、施工性や意匠性を理由に内窓設置を断念するケースもありました。
こうした課題を解決するために、引違い窓の見込みを薄くし、さらに枠を室内側に持ち出す『枠持ち出し納まり』により、窓額縁の取り付け寸法が最小47mm(※1)あればふかし枠が無くても取り付け可能な新しい内窓「かんたん ウチリモ 内窓」を発売します。”かんたん”な施工性はもちろんのこと、ふかし枠と補強材を使わないことで意匠性が向上し、費用も抑えることができる商品です。窓の断熱性能も向上させ、Low-E複層ガラスのアルゴンガス無しの仕様で熱貫流率Uw値1.5W/m2・K(※2)以下を実現し、「先進的窓リノベ事業」の内窓設置における”Sグレード(※3)”の対象製品として登録される予定です。今回、新商品発売とともにシリーズ名を「かんたん マドリモ 内窓 プラマード U」から「かんたん ウチリモ 内窓」に変更します。内開き窓やFIX窓など従来品もシリーズ名を変更し「かんたん ウチリモプラマード U」として販売を継続します。
YKK APは断熱性能の高い樹脂窓をストック住宅にも広く普及させ、2030年度の家庭部門からのCO2排出量7割削減(2013年度比)、そして2050年カーボンニュートラルの実現に向け貢献してまいります。
<主な商品特長>
●枠のスリム化と『枠持ち出し納まり』で47mmの取り付け寸法を実現
●操作時の安全性に配慮した『ストッパー付安全引手』を標準採用
●内窓に新たにブラック色を追加
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