住友ゴム、スポーツ用人工芝「ハイブリッドターフREX」を発売
- 2025/11/14
- 自動車
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発表日:2025年11月13日
プレーヤーズファーストで選手ニーズに応えるスポーツ用人工芝を新発売
〜筑波大学との共同研究から誕生〜
住友ゴム工業株式会社は、スポーツ用人工芝「ハイブリッドターフREX」を本日から発売します。
本製品は、筑波大学との共同研究(研究代表者 : 体育系 小井土正亮准教授)により、これまで十分に把握されていなかった選手の潜在ニーズを明らかにし、プレーヤーズファーストを念頭に開発した新シリーズ第1弾です。本製品はフィールドの総合評価(選手がフィールドに抱く印象)への寄与度が最も高かった「ショートパスのしやすさ」に着目し開発しました。

共同研究では、47フィールドを対象に、合計1,973人の選手による「方向転換のしやすさ」や「ショートパスのしやすさ」などのプレー性に関する8項目を7段階で評価する調査(※1)を実施しました。データについて統計分析を行った結果(※2)、フィールド総合評価に最も寄与するプレー項目は、「ショートパスのしやすさ」であることが明らかになりました。

プレーに影響を及ぼす人工芝の力学的特性を調査した結果、「ショートパスのしやすさ」には、人工芝の構成要素のひとつであるヤーン(芝葉)の剛性が関係していることが分かりました。具体的には、ヤーン剛性が高いほど、ショートパスをしやすくなる傾向が見られました。
本製品では、従来品(ハイブリッドターフEX)のヤーン剛性の高さを踏襲しつつ、1束あたりのヤーン本数を増やすことで、さらなる向上を目指しました。なお、剛性には適切な範囲があると見ており、研究を進めるとともに充填材やアンダーパッドなど、人工芝を構成する各要素についても個別に研究を進めていく予定です。

※ヤーン剛性はJISP8117ガーレー試験により数値化
長期経営戦略「R.I.S.E.2035」において、産業品事業では、社会課題の解決を目指す製品開発を重点施策の一つとして位置づけています。これまで培ってきた製品およびフィールド評価に関する知見と技術力を活かし、スポーツ種目ごとの特徴に応じたプレー性を重視した人工芝の開発に取り組み、より多くのお客様に共感いただける製品づくりを進めてまいります。





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