ローランド ディー.ジー.、立体物に直接印刷が行える製品群ブランド「VersaOBJECT」を立ち上げ計6モデルを発売

ローランド ディー.ジー.、立体物に直接印刷が行える製品群ブランド「VersaOBJECT」を立ち上げ計6モデルを発売

発表日:2023年04月11日
ダイレクト印刷で立体物にプレミアムな価値を創り出す。
新ブランドVersaOBJECT登場

業務用インクジェットプリンターを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社は、さまざまな立体物に対して直接印刷が行える製品群の新しいブランド「VersaOBJECT(バーサオブジェクト)」を立ち上げ、同ブランドの新製品となる大判UV-LEDフラットベッドインクジェットプリンターCOシリーズ計6モデルを発表、発売(※)いたします。

新ブランドVersaOBJECTは、これまで専門的な技術・ノウハウを持った職人にしか出来なかった、パッド印刷やスクリーン印刷などによる立体物への高精度な印刷を、誰もが、手軽に行えるようにするダイレクトプリントソリューションです。

当社は、立体物へのダイレクト印刷がもたらす価値に早くから着目し、樹脂、革、木材などの材料に印刷できるUVフラットベッドプリンターを2011年に初めて発売。現在に至るまで、多種多様な製品を投入してまいりました。

グローバルセールス&マーケティング本部 本部長 Tony Millerは「消費者ニーズの多様化や個性化を背景に、他にはないオンリーワンな商品やサービスの提供、ものづくりの小ロット多品種化への臨機応変な対応が必要不可欠な時代を迎えています。そうした中、他社との差別化を図り、持続的な成長を実現していくためには、商品やアイテムの付加価値を高め、タイムリーに提供していくことがますます重要になっており、それを実現するオンデマンド加飾への期待感が高まっています。

さまざまな業界で加速するこうしたニーズに対して、より幅広く、スピーディにお応えしていくために、新ブランドVersaOBJECTを立ち上げ、お客様への提案活動の強化、多様化を図ってまいります」と述べています。

今回発表するCOシリーズは、紫外線照射で硬化するUVインクを搭載し、各種プラスチックや革、木材、布などの材料に対して直接印刷できるのが大きな特長です。

製品バリエーションとしては、64インチ幅と30インチ幅をご用意し、それぞれ固定テーブルタイプと可動ベルトタイプを準備しました。64インチ幅では固定テーブルを3つの異なるサイズから選択可能。お客様のご利用になる材料や形状、用途に応じて最適な一台をお選びいただけます。

また、最大で、高さ200mm、重さ100kg/m2までの立体物に対応。緩やかな曲面や凹凸のある面にも印刷が行えますので、さまざまな商品のパーソナライズをはじめ、工業製品やパーツのカスタマイズ、インテリア装飾、看板やPOPディスプレイ、パッケージなどの多品種小ロット生産に力を発揮します。さらに、可動ベルトタイプでは、より長さのある形状のアイテムへの印刷ができる上、天然皮革や合成皮革、フェルト、ゴムマットなどのユニークで厚みのあるロールメディアにも対応しています。

さらに、インクをより微細かつ最適に吐出するプリントヘッドやパワフルなLEDランプにより、高濃度でありながらも、小さな文字や緻密なテクスチャ模様、グラデーションなどを細部まで高精細に再現します。インクの種類はCMYKOrReに加え、クリアとホワイト、プライマーの特殊インクを採用。クリアインクを使うことで、光沢や艶消しなどの仕上げ効果や、重ね打ちによる立体的な質感をリアルに表現。透明フィルムや色の濃い材料への印刷時に下地として使用することが多いホワイトインクも、高い濃度と隠蔽性を実現しています。また、プライマーインクを使えば、今まで印刷が難しかった材料にもプリントすることが可能になります。

Tony Millerは「VersaOBJECTによるダイレクトプリントソリューションは、従来の加飾プロセスを大きく変革し、短納期化、コスト削減、柔軟な対応力、環境負担の軽減、新規事業の創出など、お客様のビジネスに数々のメリットと高い競争力をもたらします。今後も製品ラインナップの拡充を図り、VersaOBJECTによるオンデマンド加飾の可能性を広げていくことで、より多くの方々の創造性向上とビジネスの拡大に貢献してまいります」と述べています。
※日本国内は5月から受注開始予定(受注生産)

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