椿本チエイン、ローラチェーン「エプシロンチェーン ステンレス仕様」を発売

椿本チエイン、ローラチェーン「エプシロンチェーン ステンレス仕様」を発売

発表日:2024年09月17日
医療機器やロボットハンドなど、動力伝達機構の小型化・高精度化に貢献
世界最小ローラチェーン「エプシロンチェーン(TM)ステンレス仕様」新発売

株式会社椿本チエイン(本社 : 大阪市北区、社長 : 木村 隆利、以下椿本チエイン)はJIS規格準拠のローラチェーンと同じ部品構成で、世界最小(*1)サイズ(ピッチ(*2)1.905mm)のローラチェーンを開発、特形商品としての販売を経て、2024年10月1日より「エプシロンチェーン(TM)ステンレス仕様(形番 : RS6)」として正式販売を開始します。

椿本チエイン、ローラチェーン「エプシロンチェーン ステンレス仕様」を発売

これまでの当社最小ローラチェーン(RS11)のピッチ3.7465mmに対し、エプシロンチェーンは約半分の長さとなる1.905mmを実現しました。これにより、これまで困難だった狭小スペースでの動力伝達が可能となりました。

例えば、小型・軽量化が進む産業用ロボットのエンドエフェクタ(*3)や、医療・福祉機器では、ベルトやワイヤーなどを用いた動力伝達が主流ですが、駆動時にワイヤーがすべるなど、動力伝達の確実性に課題がありました。この動力伝達機構に、エプシロンチェーンを採用することで、ベルトやワイヤーでは困難だった「より大きな力を、より遠くに伝達すること」ができ、機器の高精度化、小型化に貢献できます。さらには、産業ロボットや機器のより一層の普及に寄与することで、製造現場の省人化・省力化にも貢献することが期待できます。

椿本チエイン、ローラチェーン「エプシロンチェーン ステンレス仕様」を発売

*1 : 当社調べ
*2 : 1リンクのピンとピンの間隔
*3 : ロボットアームの先端に取り付け、加工する、ネジを締めるなどの動作を行う機器

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