日本金属、金型摩耗抑制ステンレス鋼「L・DieL(ルディール)仕上」を「エコプロダクト」として新たに拡販を開始

発表日:2025年06月25日
地球にやさしい”エコプロダクト”で新たな価値を共創する日本金属
金型摩耗抑制ステンレス鋼「L・DieL(R)(ルディール(R))仕上」を”エコプロダクト”として新たに拡販を開始
日本金属株式会社(本社 : 東京都港区、取締役社長 : 下川康志、証券コード : 5491)は、金型摩耗を抑制するステンレス鋼「L・DieL(R)( : Long Die Life、ルディール(R))仕上」を、環境配慮製品”エコプロダクト”として新たに販売を強化します。L・DieL仕上は、ステンレス表層の不働態皮膜を改質(軟質化)する事により、プレス加工時の金型摩耗を抑制し、お客様の生産性向上やコストダウンに貢献いたします。
ステンレス鋼の耐食性を維持している不働態皮膜はクロム酸化物が主成分で非常に硬質です。被膜厚さは10nm(ナノメートル)程度と非常に薄いですが、繰り返し接触するプレス金型には悪影響(摩耗促進)を及ぼします。この皮膜を軟質化し金型摩耗を抑制させる表面処理としてL・DieL仕上を開発しました。

当社では、お客様の生産性向上やコストダウンに貢献するL・DieL仕上を”エコプロダクト”に認定しました。2050年のCO2排出量Net Zero達成を目指し、環境対応素材の普及を通じた持続可能なものづくりに取り組んでいます。
また、本製品は当社の第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」のビジョンに沿い、Near Net Performance(=最終製品に要求される性能を素材で実現する製品)をキーワードに、お客様のニーズに対応した独自製品でもあります。
■L・DieL仕上の特長
(1)プレス加工時の金型摩耗を低減し、寿命の向上が期待できます。
(2)SUS304、SUS430などほとんどのステンレス鋼・仕上に対応しております。
(3)化学成分、機械特性はJISに準拠しております。
(4)外観および耐食性は一般のステンレスと変わりません。
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