コニカミノルタ、2色のインク吐出に対応するインクジェットヘッド「KM1800iSHK-DC」を発売

コニカミノルタ、2色のインク吐出に対応するインクジェットヘッド「KM1800iSHK-DC」を発売

発表日:2025年09月24日
2色のインク吐出に対応するインクジェットヘッドの新製品
「KM1800iSHK-DC」を発売

〜サイングラフィック、包装、物流分野で生産性向上に貢献〜

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、高精細・高速印刷に適した広幅の産業用インクジェットヘッド「KM1800iシリーズ」の新製品として、一つのヘッドで2色のインク吐出に対応する「KM1800iSHK-DC」を発売しました。

【「KM1800iSHK-DC」が提供する価値】
■厚み24mmの2色対応ヘッドによって取り付けにかかる作業工程やスペースを低減

ポスターや看板などのサイングラフィック、ラベルやパッケージなどの包装印刷に使用されるプリンターには、CMYK(※1)で示される4色のインクが用いられます。コニカミノルタ従来のインクジェットヘッドは、一つで吐出できるインクは1色でしたが、「KM1800iSHK-DC」は新しい構造設計により一つのヘッドで2色(※2)のインク吐出が可能です。2色対応に加え、ヘッドの厚みも24mmの薄型であることから、印刷機へのヘッド搭載数を削減し、取り付けるために必要な作業工程やヘッド搭載スペースも低減することができます。

■優れた長距離吐出性能で曲面や凹凸面への精細な印刷を実現

ノズル(インク吐出部)から10mm(※3)離れた対象物にも高画質で印刷できる長距離吐出性能も兼ね備え、曲面や凹凸面などノズルから印刷面への距離が一定ではない基材に対しても印刷が可能で、立体物の印刷にも適しています。インクジェットヘッドと対象物の距離を確保することで、搬送中にぶつかって印刷機に搭載されているヘッドが故障したり、対象物が破損したりすることを抑制し、稼働中におけるダウンタイム削減にも貢献します。

■位置調整が簡易な取り付け部の構造により作業時間短縮に貢献

特にサイングラフィック分野は高画質印刷が求められます。高画質印刷を実現するためにはノズルから正確な位置にインクを吐出する必要があり、そのためにはインクジェットヘッドとノズルの緻密な位置調整が重要です。「KM1800iSHK-DC」は簡易にヘッドの位置調整が可能な取り付け部の構造としたことで、位置調整にかかる時間の短縮に貢献します。

■薄型構造による高精細印刷に加え、既存のお客様の利便性を考慮した製品設計を採用

薄型の製品構造でノズル列間の距離が狭いことから、2色使用時に高精細な印刷が可能です。また、従来の「KM1800i」をお使いいただいているお客様の利便性向上のため、「KM1800i」からアップグレードしやすい製品設計を採用しています。

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