ローランド ディー.ジー.、DTF転写方式の小型プリンター「BN-20D」を発表

ローランド ディー.ジー.、DTF転写方式の小型プリンター「BN-20D」を発表
DTF転写方式の小型プリンター「BN-20D」

発表日:2023年01月20日
コンパクトで、使いやすく、導入しやすいデスクトップタイプのDTF転写対応プリンター登場。
業務用インクジェットプリンターを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社は、VersaSTUDIO(バーサスタジオ)シリーズの新製品として、DTF(Direct To Film)転写方式の小型プリンター「BN-20D」を本日世界同時発表。中小規模のプリントショップや、新しくアパレルビジネスを起業する方々などを中心に提案してまいります。

当社は、1981年の創業以来、専門的な知識やノウハウを持った人の手作業でしか実現できなかったお仕事や表現を、誰もが手軽に行えるようにするデジタルソリューションを提供してまいりました。なかでも、デスクトップタイプの小型製品群は、そのコンパクトで、使いやすく、導入しやすい価格という大きな特長により、さまざまな業界におけるデジタル化の第一歩を後押ししてまいりました。現在も、それらデスクトップ製品群を「VersaSTUDIO」というブランドで展開しており、インクジェットプリンターをはじめ、カッティングマシン、彫刻機、メタルプリンター、3D加工機、箔押し機など多種多彩なソリューションをラインナップしております。

今回このVersaSTUDIOシリーズの新製品としてリリースするBN-20Dは、近年アパレルグッズ製作の業界で世界的に大きな注目を集めているDTF転写方式に対応したインクジェットプリンターです。

専用のフィルムにイラストや写真などの絵柄を印刷後、ホットメルトパウダーを塗布して熱溶解すれば、あとはフィルムごと布地に重ね、熱プレスするだけの簡単プロセスで、オリジナルTシャツやスポーツウェアなどが製作可能。従来の熱転写方式で必要だった「絵柄の外郭カット」や「不要部分のカス取り」、「転写のためのリタック作業」などのプロセスが不要になるため、作業工程の効率化を実現するのはもちろん、より複雑で魅力的なデザイン製作が行えます。

また、大型の業務用プリンターにも採用される高精細なプリントヘッドを搭載。色の発色や写真画質に優れているだけでなく、小文字や細線も美しく微細に再現します。転写できる布地は、綿素材だけでなく、ポリエステル、綿ポリ、デニム、ナイロン、レイヨンなど幅広く、濃・淡いずれの色素材への転写にも最適なため、多彩なウェア製作に対応。しかも印刷機能に加え、カッティング機能も搭載しているため、印刷では難しいラメやメタリック色などのシートを使ったロゴデザインなども行えます。さらに、CMYK+白の組み合わせのインクは、アパレル装飾の安全を保障する国際規格「OEKO-TEX(エコテックス)(※)」に対応しており、子供やペットなどの衣類にも安心です。

プリンターの筐体は、累計2万台以上の販売実績を誇るBN-20シリーズをベースにしており、高い信頼性と安定出力を実現。また、万が一に備えての安心のメーカー保証や保守契約なども充実。高品質な印刷に必要不可欠な出力用RIPソフトウェアも標準付属されています。

グローバルセールス&マーケティング本部 本部長 Tony Millerは、「DTF転写は、これまでのアパレルビジネスを大きく変える可能性を秘めた新しい手法です。登場してからまだ数年の発展途上のソリューションですが、今後プリンターやパウダー、シートなどの改良が急速に進み、お客様のニーズもますます高くなっていくと考えています。
当社は、いち早くVersaSTUDIOというブランドで、このDTF転写ソリューションを提供することで、より多くのお客様にこの新しい手法にチャレンジいただき、創造性と競争力の高いビジネスを実現して頂きたいと思います」と述べています。
※2023年2月取得予定

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