NHK出版、『英文読解を極める――「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』を発売

NHK出版、『英文読解を極める――「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』を発売

発表日:2023年04月10日
英語上級者は何を考えているのか? 北村一真の最新刊『英文読解を極める——「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』が4月10日発売
本物の読解力が身につく!

『英文読解を極める——「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』がNHK出版より4月10日に発売されます。
本格派にむけた英文読解学習書の分野で定評のある著者・北村一真が、英語上級者の思考プロセスに着目し、文構造の把握や語彙を増強する方法、自然な訳し方までを解説。多様なジャンルの英文を読みこなすための対応力を段階的に磨くことができる一冊です。

北村一真『英文読解を極める——「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』2023年4月10日発売 定価1,078円(税込)
北村一真『英文読解を極める——「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』2023年4月10日発売 定価1,078円(税込)

本書では、英文読解でつまづきやすいポイントを5つのタイプに分類して解説。各章末には「チャレンジ問題」と「独習のヒント」を収載し、理解度を確認しながら読み進めることで、確実な英語力アップを目指します!

「英語の難しさ」には種類がある
一般に私たちが英語を読めることの利点について考える時、わかりやすいイメージとして浮かんでくるのは英語のニュース記事を用いて幅広く情報収集をしたり、ベストセラー小説を娯楽として読んだりといったことだと思います。それでは、新聞雑誌の記事やヒット小説などを、言葉の壁をそこまで感じることなく読むにはどれくらいの英語の読解力が必要でしょうか。

じつは、難関大学の入試の英語を突破した人でもこのレベルに到達している人は少数派だと思われます。というのも、新聞記事であれ小説であれ、もっと言えばブログやSNSなどの投稿であっても、日本の学習者の基準から見ればかなり難度の高い英語、上級者向けの英語が用いられているからです。言い換えると、私たちが「英語が読めるようになった」という実感を得るためには、そういう難しい(とされる)英語にもある程度は対応できるようにならなければならないということです。

しかし、この「難しい英語」という言葉はシンプルに見えて意外に厄介です。実際のところ、英語を読む際の「難しさ」というのは様々な要素で構成されており、一筋縄ではいきません。誰もが思いつく単語や文法の難しさに加え、文化的知識の有無に左右される難しさや、日本語への訳しづらさなど多様な側面があります。こういった多様な難しさを攻略し、英語を読む力を高めようとするなら、「英語(英文)の難しさ」といった言葉でまとめて表現してしまっているものを一度切り分けて、それぞれの特徴を見極めることが必要です。

以上のような考え方に基づき、本書では英語を読むことに伴う難しさのタイプを、「①文の構造」「②文章の構造」「③語彙」「④言葉の使い方」「⑤翻訳に関連するもの」に分類して、それぞれの特徴や攻略法を具体例とともに解説しています。(序章 英語上級者は何を考えているのか より一部抜粋)

『英文読解を極める──「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』目次
序章 英語上級者は何を考えているのか
第1章 英文読解の精度を上げる
第2章 文章の構造・論理をすばやくつかむ
第3章 いかめしい単語の効率的な覚え方
第4章 本当の意味で「わかる」ために必要なこと
第5章 英語を読む、日本語に訳す

著者
北村一真(きたむら・かずま)
1982年生まれ。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得満期退学。学部生、大学院生時代に関西の大学受験塾、隆盛ゼミナールで難関大受験対策の英語講座を担当。滋賀大学、順天堂大学の非常勤講師を経て、2009年に杏林大学外国語学部助教に就任。2015年より同大学准教授。著書に『英文解体新書』(研究社)、『英語の読み方』(中公新書)、『知識と文脈で深める上級英単語ロゴフィリア』(共著、アスク出版)、『ジャパンタイムズ社説集2022』(解説執筆、ジャパンタイムズ出版)など。

商品情報

NHK出版、『英文読解を極める――「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』を発売

書名:『英文読解を極める――「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』
著者:北村一真(きたむら・かずま)
出版社:NHK出版
発売日:2023年4月10日
定価:1,078円(税込)
判型:新書判
ページ数:248ページ
ISBN:978-4-14-088698-4
NHK出版ECサイト
:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886982023.html

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