長谷製陶、食卓を囲む時間を楽しむ卓上調理家電「おうちいろり」を発売

長谷製陶、食卓を囲む時間を楽しむ卓上調理家電「おうちいろり」を発売

発表日:2023年12月27日
食卓を囲む時間を楽しむ卓上調理家電「おうちいろり」が新発売。1832年創業、「かまどさん」の長谷園とシロカ株式会社の再コラボが実現。
1832年創業の伊賀焼窯元・長谷園。伊賀焼の伝統と技術を守りながら、今の暮らしに溶け込む道具づくりを行っています。焼く・炙る・炒める・煮るの他、鍋料理や蒸し料理までこれ⼀台で楽しめます。

天保3年(1832年)創業の伊賀焼窯元・長谷園を運営する長谷製陶株式会社(所在地:三重県伊賀市・代表取締役:長谷康弘)はこのたび、シロカ株式会社が企画・販売する、卓上調理家電「おうちいろり」の専用土鍋を共同開発し、自社が運営するオンラインショップにて「おうちいろり」の販売を開始いたしました。

私たち伊賀焼窯元・長谷園では、「食卓は遊びの広場だ」という理念のもと「お客さまに、食卓を美味しく楽しく囲んでいただきたい」、その思いを大切にした道具づくりをしています。今日の食卓に自然に溶け込めて、楽しく、使いやすく美しいデザインが「美味しい」に欠かせない要素だと考えています。そんな想いから4年以上にわたり1,000個を超える試作を重ねて、2000年に発売した長谷園の看板商品である火加減いらず、吹きこぼれなしの炊飯土鍋「かまどさん」は累計販売数100万個を突破しました。

長谷製陶、食卓を囲む時間を楽しむ卓上調理家電「おうちいろり」を発売

今回私たちが専用土鍋を開発した「おうちいろり」は、昔ながらの「囲炉裏(いろり)」をモチーフに 、焼き網・深皿・ボールプレートの3つの専用プレートが付属し、焼く・炙る・炒める・煮るといったさまざまな調理が卓上でできる優れものの調理家電。長谷園製の土鍋と蒸し皿が付いた上位モデルでは、土鍋をセットすることができ、本格的な鍋料理と蒸し料理も食卓でお手軽に楽しむことができます。

長谷製陶、食卓を囲む時間を楽しむ卓上調理家電「おうちいろり」を発売

シロカ株式会社とは2018年に発売した、全自動炊飯土鍋「かまどさん電気」以来、2度目のタッグとなりました。一番おいしくご飯が炊ける土鍋を探していたシロカの担当者の方に「かまどさん」が目に留まったことがきっかけとなりコラボを開始。はじめての共同開発商品となる「かまどさん電気」が評判となり、今回の「おうちいろり」でも専用の土鍋と蒸し皿(下記写真)を提供させていただく運びとなりました。「おうちいろり」専用土鍋は、長谷園でもともと作っていた土鍋をベースに、「おうちいろり」の仕様に合わせて新しく作り直したもの。

長谷製陶、食卓を囲む時間を楽しむ卓上調理家電「おうちいろり」を発売

本物の土鍋が使える卓上調理家電は極めてめずらしく、この⼟鍋付きの「おうちいろり」が⼀台あれば、焼き物や炒め物、煮物、鍋物、蒸し物まで(注1)、さまざまな料理づくりをお家で楽しむことができます。ご家族やご友人とおいしい料理で食卓を囲む時間を楽しんでいただいたあとは、お片付けも省スペースで場所を取らないのも嬉しいポイントです。

また土鍋本体は直接直火にかけることができるため、キッチンでの下ごしらえに便利です。(注2)

日本で採れる陶土の中で土鍋になるほどの耐火性、蓄熱性を持つのは伊賀の粗土のみと言われていますが、長谷園の機能性の高い土鍋は、そんな伊賀の土の特性を最大限に生かして作っています。多孔質な土なのでゆっくり温まり、ゆっくり冷めるため、食材の酵素が働く40℃〜60℃を長く保ち、じっくりと食材の旨みと甘みが増していきます。また陶製である土鍋は熱することで本体や蓋から多くの遠赤外線が発生。 炭火焼と同じように遠赤外線効果で食材の芯から熱を伝え、独特のふっくらとしたおいしさを味わうことができるのが特徴です。

美味しいのヒミツ<伊賀土鍋の特徴>(長谷園だより)

https://nagatanien.life/know/hint

私たちはこれからも、食卓で土鍋を囲んで生まれる喜びや楽しさを伝えるとともに、伊賀焼の伝統と技術を守りながら、今日の暮らしに溶け込むような道具づくりを行ってまいります。

(注1)おうちいろりにセットした状態で、炊飯することはできません。

(注2)土鍋本体は直火調理可能ですが、電磁調理器・電子レンジ・電気コンロでは使用できません。

長谷園について

長谷製陶、食卓を囲む時間を楽しむ卓上調理家電「おうちいろり」を発売

江戸時代・天保3年に伊賀・丸柱の地に長谷源治が初代当主として開窯。伊賀陶土の特徴である耐火性を活かした陶製調理道具を開窯以来190年間作り続けています。長年、土鍋や調理道具、そして食器などを作り続けてきた技術や感性は、目に見えない伝統という財産で今の長谷園に受け継がれています。【作り手は真の使い手であれ】という社是のとおり、常にお客様目線での商品開発を心がけ、それぞれの使い方・食べ方・調理方法などにこだわり抜いた製品開発を行っております。土鍋が皆さまの食卓と暮らしを豊かにする民具であり続けるよう、様々なコラボレーションを試み、土鍋の新しい価値・可能性を見出してまいります。

<陶土の特徴>

長谷園の機能性の高い土鍋は、伊賀の土の特性を生かして作っています。伊賀の土は、400万年前の古琵琶湖層から産出される陶土です。この陶⼟には微生物の化石が豊富に含まれており、土鍋を焼き上げる際にその化石が燃え尽き無数の穴を作るため「呼吸をする土」と呼ばれています。

<受賞歴・表彰歴>

2005年 「かまどさん」「いぶしぎん」がグッドデザイン賞・中小企業庁長官特別賞を受賞。

2007年 経済産業省より「地球資源活用事業所」として認定。

2008年 経済産業省より「元気なものづくり中小企業300社」に認定。

    三重県より「三重ブランド」に認定。

2009年 「日本環境経営⼤賞 環境価値創造賞」を受賞。

2010年 「長谷園の土鍋力」を出版。(主婦と生活社)

2011年 昭和40年代まで稼働していた「16連房旧登り窯」と大正時代の旧事務所「大正館」が国の登録有形文化財に登録される。

2014年 長谷園内の「主屋(母屋)」「別荘」など12棟が国の登録有形文化財に登録。

2016年 「かまどさん」「いぶしぎん」が伊賀ブランドに認定。

2017年 七代目 長谷優磁が伊賀焼産業振興により「旭日単光章」を受ける。

2020年 経済産業省より「地域未来牽引企業」に認定。

2021年 「かまどさん」販売台数、100万台を突破。

2022年 七代目 長谷優磁が「伊賀市市政功労賞」を受賞。

<おうちいろり商品情報>

製品名:おうちいろり

型番:SQ-D151D(土鍋あり)

電源:交流100V、50/60Hz

消費電力:1200W

本体サイズ(約):幅293mm × 奥行343mm × 高さ171.5mm(突起部含まず、収納時、土鍋含まず)

幅293mm × 奥行343mm × 高さ95.7mm(突起部含まず、本体のみ)

本体重量(約):5.2kg(収納時、土鍋含まず)、2.2kg(本体のみ)、3.5㎏(土鍋のみ・陶製すのこ、土鍋ふた含む)

コードの長さ(約):2.5m

セット内容:

本体、深皿、ボールプレート、焼き網、土鍋・蒸し皿、ふた、取っ手(プレート交換用)、焼き網/土鍋アタッチメント、電源コード、レシピブック、取扱説明書(保証書)

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