発表日:2023年03月29日
三菱ネットワークカメラ「MELOOK AI」シリーズ発売
カメラ本体でAI映像解析を実現、映像解析サーバー不要で省スペース化・コスト削減に貢献
三菱電機株式会社は、ネットワークカメラ・システムの新製品として、AIによる映像解析をカメラ本体のみで実現した「MELOOK AI(メルック エーアイ)」シリーズを6月に発売します。
AIを活用したより高精度な侵入検知や混雑検知の実現に加え、映像解析サーバーが不要で、MELOOK4レコーダーとの接続で検知結果の一元管理・表示を可能とし、ネットワークカメラ・システム全体の省スペース化とコスト削減に貢献します。
近年、犯罪の防止、工場管理や店舗運営における人手不足による業務効率化、作業の安全性確保など社会的課題が増加する中、ネットワークカメラには撮影機能だけでなく映像解析による侵入・混雑・イレギュラー状況等の検知精度の向上と導入コストの削減が求められています。検知精度の向上にはAIの活用が期待される一方、一般的なネットワークカメラでは、映像解析用にサーバー等が必要となり、導入時のコスト増等が課題となっていました。
当社は今回、ネットワークカメラ・システムにおいて、カメラ内部にAIプロセッサーを搭載することによりカメラ本体のみでAI映像解析を実現しました。これによって映像解析サーバーを使用せずに人物・車両の検知や人の混雑状況等のより高精度な検知が可能となり、システム全体のコスト削減、監視業務の省力化・サービス向上に貢献します。
■新製品の特長
1.カメラ本体でAI映像解析を実現し、システムの省スペース化・コスト削減に貢献
・カメラ内部にAIプロセッサーを搭載し、一般的なネットワークカメラでは困難であったAI映像解析をカメラ本体のみで実現。映像解析用サーバー等が不要となり、システムの省スペース化とコスト削減に貢献
・AI映像解析結果をネットワーク経由で送信し、多様なシステムやサービスとの連携が可能
2.人物・車両検知、混雑検知等、高精度な検知機能を用途に応じて選択可能
・機能拡張ソフトウエアとして、人物・車両・二輪車を識別した検知・警報発報が可能な「人物・車両検知AIアプリケーション」と、人数と滞留時間による混雑検知が可能な「混雑検知AIアプリケーション」の2種類(※1)から用途に応じて選択が可能、監視業務の省力化に貢献
・各アプリケーションはAI学習モデルを用いることで、従来の動き検知よりもさらに高精度な検知を実現
3.MELOOK4レコーダーやネカ録(R)との接続で、検知結果の一元管理・表示が可能
・当社製「MELOOK4レコーダー」と接続し、MELOOKAIカメラによるさまざまな検知結果をレコーダーのアラームリストとして管理可能
・検知結果を一元管理し、アラームの検索や該当する映像の即時表示等、状況確認の利便性を向上
・三菱電機インフォメーションネットワーク社製の録画・配信サーバー「ネカ録」との接続をサポートし、より多くの用途・システム構成に対応
※1 機能拡張ソフトウエアは順次追加予定
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。