東京国立博物館・文化財活用センター・凸版印刷、国宝土偶の美を体感するVRを再上演
発表日:2023年06月12日
東京国立博物館と凸版印刷、国宝土偶の美を体感するVRを再上演
同館所蔵の土偶を形だけでなく重量も再現した複製に触れるコーナーも開設
VR鑑賞と複製に触れる体験で夏休み自由研究にも活用
独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:藤原 誠、以下 東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下 文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、縄文時代の土偶の美をテーマに、国宝指定の土偶5体の造形的な美しさに注目したVR作品『DOGU 美のはじまり』を、2023年6月14日(水)から10月1日(日)まで東京国立博物館 東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で再上演します。
また、東京国立博物館が所蔵する、重要文化財「遮光器土偶」(青森県つがる市木造亀ヶ岡出土)、重要文化財「みみずく土偶」(埼玉県さいたま市真福寺貝塚出土)、「土偶」(山梨県笛吹市御坂町上黒駒出土)の3体の複製に触れる体験コーナーを同シアター前に開設。形だけではなく重量も再現した複製品に触れることにより土偶の魅力を体感することができ、夏休みの自由研究のテーマ探しにも最適です。
なお、トーハクキッズデーの開催にあわせて、2023年7月26日(水)から9月24日(日)の期間、小学生の鑑賞料金(通常300円)が無料になる、夏休みこどもウェルカムキャンペーンを実施します。
本VR作品では、「合掌土偶」(青森県八戸市風張1 遺跡出土 青森・八戸市蔵)、「仮面の女神」(長野県茅野市中ッ原遺跡出土 長野・茅野市蔵)、「縄文の女神」(山形県舟形町西ノ前遺跡出土 山形県蔵)、「中空土偶」(北海道函館市著保内野遺跡出土 北海道・函館市蔵)、「縄文のビーナス」(長野県茅野市棚畑遺跡出土 長野・茅野市蔵)の国宝土偶5体について、高精細デジタル撮影、立体形状計測を通して取得したデジタルデータを活用し、それぞれの土偶特有の表面の細かな文様や、実物では見ることが難しい部分の造形も詳細に鑑賞することができます。また上演期間中シアター前に設置する、東京国立博物館と凸版印刷が制作した、重要文化財を含む東京国立博物館所蔵の土偶3体の複製も立体形状計測により精確な形状を再現しており、VR作品の鑑賞とあわせて体験することで、より土偶に対する理解を深めることができます。
※本VR作品に登場する上記5点の国宝土偶について、現在、東京国立博物館での展示予定はございません。
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