ローム、温度変化に左右されずセンサ信号を高精度に増幅するゼロドリフトオペアンプ「LMR1002F-LB」を開発

ローム、温度変化に左右されずセンサ信号を高精度に増幅するゼロドリフトオペアンプ「LMR1002F-LB」を開発

発表日:2023年12月19日
温度変化に左右されずセンサ信号を高精度に増幅!
ゼロドリフトオペアンプ「LMR1002F-LB」を開発
入力オフセット電圧9μV、温度ドリフト0.05μV/℃の性能で産業機器などの高精度な制御に貢献

<要旨>

ローム株式会社(本社:京都市)は、産業機器や民生機器向けに入力オフセット電圧(1)と入力オフセット電圧温度ドリフト(2)を極小レベルに低減したゼロドリフトオペアンプ「LMR1002F-LB( https://www.rohm.co.jp/products/amplifiers-and-linear/operational-amplifiers/low-offset-voltage/input-output-full-swing/lmr1002f-lb-product)」を開発しました。各種計測機器に搭載されるセンサからの出力信号を高精度に増幅できるオペアンプとして、電力制御インバータなどの電流計測用途や温度・圧力・流量・ガス検知などに最適です。

新製品は、チョッパ方式(3)を用いたローム初のゼロドリフトオペアンプです。従来品の低オフセットオペアンプにおける入力オフセット電圧が最大150μVなのに対して、新製品では94%減の最大9μVに抑えました。これにより、入力オフセット電圧の調整に必要な周辺部品やソフトウェアが不要となり、設計工数やコストの削減に貢献します。また、入力オフセット電圧温度ドリフトは、動作温度−40℃〜+125℃の範囲で最大0.05μV/℃と、ロームのオペアンプで最小を実現しました。温度など環境の変化に左右されず、計測したセンサ信号を正確に増幅できることから、工場内で稼働する産業機器などの高精度な制御に貢献します。電源電圧範囲は2.7V〜5.5Vと広く、Rail to Rail入出力(4)も備えることから、幅広い産業機器向けアプリケーションに対応可能です。

なお新製品は、2023年11月から月産100万個の体制で量産を開始(サンプル価格1,100円/個:税抜)しています。生産拠点は、前工程がローム浜松株式会社(浜松市)、後工程がROHM Electronics Philippines, Inc.(フィリピン)です。インターネット販売も開始しており、チップワンストップやコアスタッフオンラインなどから購入することができます。

今後ロームは、ゼロドリフトオペアンプのさらなる性能向上とラインアップ拡充を進めていきます。また、車載・産業機器市場で要求される低ノイズ、低オフセット、省電力、電源電圧範囲の拡張といったオペアンプの高性能化にも継続的に取り組み、アプリケーション制御の高精度化を通じた社会課題の解決に貢献していきます。

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