大正製薬、関節リウマチ治療薬「ナノゾラ皮下注30mg オートインジェクター」を発売

大正製薬、関節リウマチ治療薬「ナノゾラ皮下注30mg オートインジェクター」を発売

発表日:2024年01月16日
「ナノゾラ(R)皮下注 30mg オートインジェクター」発売について

大正製薬株式会社[本社 : 東京都豊島区 社長 : 上原 茂](以下、当社)は、TNFα阻害薬「ナノゾラ(R)皮下注 30mg オートインジェクター(一般名 : オゾラリズマブ(遺伝子組換え))」が2023年11月22日に薬価基準に収載され、本日発売いたしましたのでお知らせいたします。

「ナノゾラ(R)皮下注 30mg オートインジェクター」は、当社が2022年12月に発売したシリンジ製剤「ナノゾラ(R)皮下注 30mg シリンジ」と同じ薬剤があらかじめ1回量充填されたオートインジェクター製剤です。本剤は、関節リウマチ患者さんの使いやすさに配慮したデバイスであり、ボタンレスで本体を皮膚に押し当てるだけで薬剤が注入され、さらに、注射後は針カバーがロックされることで針刺し事故を防止します。

当社は、「ナノゾラ(R)皮下注 30mg シリンジ」および「ナノゾラ(R)皮下注 30mg オートインジェクター」を販売することにより、関節リウマチの患者さんに向けて、新たな治療選択肢を提供したいと考えています。

■「ナノゾラ(R)」について

ナノゾラ(R)の有効成分であるオゾラリズマブは、Ablynx社[本社 : Ghent(ベルギー)](現Sanofi子会社)によって開発された、抗TNFαナノボディ(R)製剤で、一般的なIgG抗体と比較して約1/4の分子量を有しています。ナノゾラ(R)は、2つの結合部位でTNFαに結合することで、その作用を強力に阻害します。また、血中滞留性の良い血清アルブミンと結合することで血中半減期を延長させ、4週に1回の治療を可能にしています。これらの特長から、ナノゾラ(R)には高い炎症組織への移行性と早期からの臨床効果が期待されています。

※『ナノゾラ』は大正製薬株式会社の登録商標です。

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