サカタのタネ、トルコギキョウ「ボヤージュ(2型)ブルー(ver.3)」を開発し営利生産者向けに種子を発売

サカタのタネ、トルコギキョウ「ボヤージュ(2型)ブルー(ver.3)」を開発し営利生産者向けに種子を発売

発表日:2025年10月29日
サカタのタネ、トルコギキョウ「ボヤージュ(R)(2型)ブルー(ver.3)」発売
栽培しやすく高品質な切り花の安定供給に貢献、中生大輪フリンジ八重咲き種

サカタのタネは、大輪フリンジ咲きのトルコギキョウ「ボヤージュ(2型)ブルー(ver.3)」を開発し、2025年11月上旬から営利生産者向けに種子を発売します。

「ボヤージュ(2型)ブルー(ver.3)」は、大輪八重咲きで花弁にフリンジが入る中生品種です。温暖地では3〜6月と11〜12月、寒冷地では6〜10月の収穫に向いています。「ボヤージュ(2型)ブルー(ver.2)」と比較すると、花が大きくフリンジが強い豪華な花形です。茎は硬く作業性に優れるほか、アレンジメントや花束でも扱いやすいことから、市場からも高い評価をいただいています。

トルコギキョウは、冠婚葬祭や歓送迎会、母の日など年間を通じて需要が高い品目です。一方、冬から春にかけての栽培では、低温や低日照により花芽の生育が止まる生理障害(ブラスチング)が発生しやすく、また夏から秋にかけての栽培では、高温のため葉先が枯れる生理障害(チップバーン)が起きやすくなるなど、近年の気候変動によりトルコギキョウの栽培環境は年々厳しくなっています。同品種は上記の生理障害を起こしにくく栽培が容易で、かつ豪華な花形や茎の硬さといった優れた切り花の特徴を兼ね備えており、需要期における高品質な切り花の安定供給に貢献します。

また、「ボヤージュ(2型)ブルー(ver.3)」は開花のそろいにも優れた品種です。生理障害を起こしにくくスムーズに生育し、開花時期がそろうことで生産者の作業効率の向上にも貢献します。

「ボヤージュ(2型)ブルー(ver.3)」の価格(※)はペレット種子1,000粒入りで6,600円(税込)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。

※価格はすべて希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

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