ハニック・ホワイトラボ、食品使用成分100%の歯膜剤『シマック V』を発売

ハニック・ホワイトラボ、食品使用成分100%の歯膜剤『シマック V』を発売

発表日:2023年02月17日
新型コロナウイルス98.4%不活化効果を確認した、食品使用成分100%の歯膜剤『シマック V』新発売!
マスクを外しても、歯に塗る「歯のマスク」 で予防対策を!

口腔ケア商品の製造業並びに製造販売業の株式会社ハニック・ホワイトラボ(本社:東京都千代田区、代表取締役:浦井薫子 URL: www.hanic.co.jp)は、新型コロナウイルス発生当初より、ウイルスの侵入経路の多くが飛沫感染による口腔内からであることに着目し、ウイルスが口腔内から侵入した際の感染対策について研究、開発を進めています。この度、2020年9月から2021年8月までの1年間にわたり、株式会社食環衛生研究所に依頼して、新たに自社開発した「抗ウイルス性組成液」の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化に関する試験(in vitro)を行った結果、98.4%の不活化効果が確認されました。
その結果をもって、特許を取得(抗ウイルス剤、特許第7109827号)し、歯に塗る抗ウイルス性膜として、高いウイルス不活化効果(98.4%)を有する天然樹脂成分(マツ、スギ等)を活用した、食品使用成分100%の“歯のマスク”とも言うべき 歯膜剤『シマック V』(商品価格:11,000円税込、3.5mL)を商品化、来る3月1日より新発売(当面は自社サイトにて販売)します。

 【商品概要】
  <商品名> 歯膜剤シマック V(3.5mL)
 <商品価格> 11,000円(税込)
    
<開発の背景>
 弊社は先に(2020年3月)新発売した、歯に被膜する口腔ケア商品「歯膜剤 シマック」の開発にあたり、大学との共同研究により、虫歯原因菌・歯周病原因菌増殖抑制効果のエビデンス(in vitro、in vivo)を取得しました。その他、歯周病の原因ともなる炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6)の産生抑制効果についても検証されました(in vitro)。新型コロナウイルスについても同じ炎症性サイトカインが関係しているため、持続的に口腔内に留まる特長がある歯膜剤ならば、新型コロナウイルス感染を長時間阻止できる可能性があるという予測のもと、抗ウイルス性組成液の実験に着手しました。

<新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する試験結果について>
 試験方法は、ISO 18184及びISO 21702を参考にし、株式会社食環境衛生研究所で実施。約100種類の抗ウイルス性組成液(試験液)の中から3つの組成A、B、Cを選び、平底フラスコ内側底面に塗布し、12時間風乾させました。その時、抗ウイルス性組成液は透明な被膜となります。その後、細胞維持培地で18時間被覆した後、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)液を入れ2時間接触させました。同様にコントロール(比較液)として無水エタノールを使用しました。コントロールと比較した結果、A、B、C全ての組成液のウイルス力価(TCID50)は90.0~98.4%減少し、新型コロナウイルス減少効果が認められました。6時間後のウイルス力価もほぼ同様の減少効果が認められました。
※抗ウイルス性組成液C=[シマック V]

<シマック V 使用方法>
・歯の表面の唾液をよく拭き取って、乾いた歯の表面に塗布し、乾かします。(約15秒で速乾)
 ※全歯に塗布する必要はなく、塗りやすい前歯上下6本程度に塗布
・歯磨き(ブラッシング)で取ることができます。
・金属歯、義歯、インプラント等にも使用可能。

<開発者からのメッセージ>
 なかなか終息が見えない新型コロナウイルス感染の中、現時点での予防手段としては、手洗い(消毒)、マスク、ワクチン接種のみです。その有効な手段と言われているマスク着用に関して、政府は3月13日から屋内・屋外を問わず、個人判断に委ねるという方針を明らかにしました。また、5月8日からは、感染症法上の位置づけを第2類から季節性インフルエンザ同様の第5類相当に移行する方針を打ち出しています。今後は、これまでのような行動制限もなくなり、マスク着用の機会も徐々に減少していくでしょう。一見、感染リスクが低くなったような感がありますが、完全に終息しない限り、これまで以上に自分の身体は自分で守る必要性が高まったと言わざるを得ません。
 抗ウイルス剤として使用されている消毒用アルコール等の強力な殺菌剤は、口腔内に連続して使用することは不可能ですが、「シマック V」は食品使用成分100%で、一度の塗布で長時間歯に接着し続けながら、口腔内にウイルスが侵入した際に、言わば“歯のマスク”のような役割を果たすことになると期待しています。その重要な役割を担うのが、何と私たちの身近にある自然界に存在する地球の資源であることに、驚きを禁じ得ません。なお、今回新型コロナウイルスに対する不活化効果が確認された弊社の抗ウイルス性組成液には、感染予防対策として様々な可能性があると考えており、さらに大学等とのと共同研究を進め、また様々なジャンルの企業とのコラボレーション等も検討しています。(代表取締役/開発責任者 浦井薫子)

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