エミレーツ航空、1年間で500トン以上のプラスチックとガラスを再利用

エミレーツ航空、1年間で500トン以上のプラスチックとガラスを再利用

発表日:2023年03月02日
エミレーツ航空、1年間で500トン以上のプラスチックとガラスを再利用

エミレーツ航空は、機内で廃棄されたガラス瓶やペットボトルを回収して再利用することにより、2022年には500トンを超えるプラスチックとガラスをリサイクルしました。

ドバイに到着するすべての航空機が持ち帰る使用済みボトルは、乗務員によって、ドバイのリサイクル工場に送られる前にガラスとペットボトルに分別作業されます。ガラスは色ごとに分けて粉砕し、「カレット」と呼ばれる再溶解可能なリサイクルガラスをアラブ首長国連邦のガラスメーカーに送り、新しいボトルを製造するための原料として使用、ペットボトルは洗浄後、フレーク状に砕き溶かしてプラスチック製品のメーカーに送ります。これにより、エミレーツ航空とエミレーツ・フライト・ケータリングは、毎年数千キログラムのガラスとプラスチックが埋め立て地に利用されることを防いでいます。

エミレーツ航空、1年間で500トン以上のプラスチックとガラスを再利用

エミレーツ航空ではリサイクル活動の一環として、機内でのガラスとプラスチックのリサイクルの再利用に関する意見やアイデアを募集するウェビナーやイベントを定期的に開催しており、現在の取り組みは、2019年に客室乗務員からの提案を基にプロジェクトが企画され、わずか数週間以内という短い期間で実施されるに至りました。

エミレーツ航空では他にも、プラスチックの再利用や、可能な限り持続可能な素材を使用する取り組みを行っています。

エミレーツ航空、1年間で500トン以上のプラスチックとガラスを再利用

■再生プラスチック製のブランケット提供

エミレーツ航空では、過去6年間にわたり、長距離便のエコノミークラスのお客様に、再生ペットボトルから作られた心地よいサステナブルブランケットを提供しています。このブランケット1枚に28本の再生ペットボトルから作られています。ペットボトルを細かく砕いてプラスチックチップにした後、糸に変えてフリース素材にし、その細い糸を織って柔らかくて温かいブランケットを製造します。この取り組みを開始以降6年間で、エミレーツ航空の毛布は9500万本以上のペットボトルが埋立地に廃棄されるのを防ぎました。航空業界最大のサステナブル・ブランケット・プログラムとして、再生ポリエチレンテレフタレート(rPET)を使用した製造工程は、エネルギー排出量も約70%削減します。

■責任ある調達

エミレーツ航空は、サプライヤー行動規範に環境に関する要件を盛り込み、設計段階から製品のライフサイクル全体を考慮して、責任を持って消費することを重視しています。例えば、木製のマドラー、紙製のストロー、機内販売用バッグは、責任を持って管理された森林で採取された木材と紙が使用されています。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る